この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。
XREAL Air 2 ProをMacBookから少し離れた場所で使いたくなり、UGREENの1.5m USB-Cケーブルを購入しました。
4K@60Hzの映像出力にも対応しているので、「長いUSB-Cケーブルに交換すればベッドまで伸ばせるだろう」と考えていたのですが、実際に使うと予想外の問題が出てきました。
映像は普通に出ます。ただしARグラスでは、ケーブルの硬さと重さが想像以上に使い心地へ影響しました。
今回試して分かったのは、「XREALで映像が出るUSB-Cケーブル」と「XREALで快適に使えるUSB-Cケーブル」は別物だということです。
この記事では、映像出力、1.5mという長さ、実測重量、純正ケーブルとの柔軟性の違い、MacBookからベッドまで伸ばして使った結果までまとめます。

今回購入したUGREEN 5 Series USB 3.2 Gen 1 Cable。1.5m、5Gbps、4K@60Hz、最大100W給電に対応しています。
今回試したUGREEN 1.5m USB-Cケーブル
映像出力そのものはXREAL Air 2 Proでも問題ありませんでした。ただしARグラス用途ではケーブルの硬さに注意が必要です。
目次
XREAL用にUGREEN 1.5m USB-Cケーブルを買った理由
今回USB-Cケーブルを購入した目的は、XREAL Air 2 ProをMacBookから離れた場所まで伸ばすためです。
特にやりたかったのが、
- MacBookをPC台付近に置く
- ケーブルをPC台の裏側へ通す
- XREAL Air 2 Proだけベッドまで持っていく
- 寝ながら動画や映画を見る
という使い方でした。
XREAL純正ケーブルでも接続自体はできますが、自分の配置では長さに余裕がありません。
そこで「映像出力に対応した長いUSB-Cケーブルを買えば解決するのでは?」と考えました。
今回選んだのは、UGREEN 5 Series USB 3.2 Gen 1 Cableの1.5mです。
| 端子 | USB-C to USB-C |
|---|---|
| 長さ | 1.5m(4.9ft) |
| 規格 | USB 3.2 Gen 1 |
| データ転送 | 最大5Gbps |
| 映像出力 | 4K@60Hz |
| 給電 | 最大100W |
| その他 | E-Marker Chip搭載/Audio・Video Streaming対応 |
スペックだけ見れば、XREALをMacBookにつなぐ用途でも特に問題はなさそうでした。
UGREENのUSB-Cケーブルで映像は問題なく出た
まず一番重要な映像出力について。
MacBook → UGREEN USB-Cケーブル → XREAL Air 2 Pro
という構成で試したところ、映像は問題なく表示できました。
- 映像出力:問題なし
- 接続直後の表示:問題なし
- 動画視聴:可能
- ケーブル交換によるブラックアウト:今回の検証では発生せず
少なくとも今回使用したMacBookとXREAL Air 2 Proの組み合わせでは正常に映像出力できました。
購入前に一番心配していた「USB-Cケーブルを交換したらXREALに映らなかった」という失敗はありませんでした。
ここまでは完全に狙い通りです。
ところが、実際にXREALを顔へ装着して使い始めると、スペック表からは分からなかった別の問題が出てきました。
1.5mあればMacBookからベッドまで届く?
今回の環境では、MacBookからPC台の裏側を通し、ベッド側までXREAL Air 2 Proを伸ばして使用しました。
結論としては、1.5mでも一応使えます。
ただし、実際に配線してみると余裕たっぷりというほどではありませんでした。
| 1.5m | 使用可能。ただし配線経路によっては余裕が少ない |
|---|---|
| 1.8m前後 | ベッドなど少し離れた場所で使うなら個人的にはこのあたりが理想 |
自分の環境なら、あと30cmほど余裕がある1.8m前後ならかなり使いやすそうです。
ただ、今回問題になったのは長さよりも別の部分でした。
問題は映像ではなくケーブルの硬さだった
装着して5分ほど試した段階で気になり始めたのが、UGREENケーブルの硬さです。
UGREENのケーブルが一般的なUSB-Cケーブルとして異常に硬い、という意味ではありません。
問題は、比較対象がXREAL純正ケーブルだったことです。
XREAL純正ケーブルは非常に柔らかく、頭や身体を動かしても比較的素直についてきます。
一方、今回使ったUGREENケーブルには強めのコシがあり、曲げた方向や巻き癖をある程度維持します。
普通のモニターなら、これでも何も問題ありません。
しかしXREALの場合、ケーブルの先には顔に装着しているグラス本体があります。
そのため、
- ケーブルが元の形へ戻ろうとする
- USB-C端子部分を押したり引っ張ったりする
- XREAL Air 2 Pro本体がわずかに動く
- 目と表示部分の位置関係がズレる
- 見えやすいスイートスポットから外れる
という問題が起きました。
XREAL純正28.29g、UGREENは52.64g
販売ページだけでは分かりにくい部分だったので、デジタルスケールを使ってケーブル全体の重量も測ってみました。

XREAL純正ケーブルの実測重量は28.29gでした。

| XREAL純正ケーブル | 28.29g |
|---|---|
| UGREEN 1.5m | 52.64g |
| 重量差 | 24.35g |
ケーブル全体の重量だけで見ると、UGREENは純正の約1.86倍です。
ただし、ここは注意が必要です。
両者はケーブル長が違うため、「UGREENの単位長さあたり重量が純正の1.86倍」という比較ではありません。
あくまで今回実際にXREALへつないだケーブル全体として、28.29gと52.64gだったという結果です。
ARグラスではこのケーブルが身体側へぶら下がるため、総重量の違いも使い心地へ影響します。
同じ高さから垂らすと柔らかさの差が分かる
重量以上に違いが分かりやすかったのが柔軟性です。
ケーブルの硬さはスペック表に書かれていないため、同じような高さから純正とUGREENを垂らして比較しました。

左がXREAL純正、右がUGREEN。純正はほぼ重力に従って真下へ垂れるのに対し、UGREENは大きなカーブが残っています。

先端部分を見るとさらに分かりやすく、UGREEN側は下まで垂らしても曲がった形をある程度維持しています。
もちろん、これは測定器を使った厳密な剛性試験ではありません。
ただ、実際にXREALへ装着したときに感じた「ケーブルが素直についてこない」という違いは、写真でもかなり分かりやすく確認できました。

UGREEN単体を束ねても、大きな円弧を維持しておりケーブル自体にコシがあることが分かります。
硬いケーブルでグラスの位置がズレる
自分の場合、XREAL Air 2 Proは装着位置が少し変わるだけでも見え方が変化します。
以前から左側を軽く押すと見え方が改善することがあり、特に左目側の位置合わせがシビアです。
そこへ左側のUSB-C端子から硬いケーブルの力が加わることで、グラスがわずかに押されたり引っ張られたりしました。
その結果、
- 左目側がぼやける
- 文字が見づらくなる
- 表示部分に対する視点がズレる
- 文字の縁が虹色のように色ズレして見える
といった症状が気になりました。
ケーブルが映像信号そのものを劣化させていることを確認したわけではありません。
今回の体感としては、ケーブルの力で装着位置がズレた結果、見え方が悪化した可能性が高いと考えています。
XREAL純正ケーブルが柔らかい理由を実感した
今回、市販のUSB-Cケーブルへ交換して初めて気づいたのが、XREAL純正ケーブルの柔らかさです。
純正ケーブルは布系の被覆で、
- 柔らかい
- 身体の動きについてくる
- グラス本体を引っ張りにくい
- 曲げた形を強く維持しない
という特徴があります。
購入時には特に気にしていませんでしたが、ARグラスは頭に装着する機器です。
そのため、この柔らかさは単なる触り心地ではなく、グラスの装着位置を維持するための性能の一部だったのだと感じました。
「純正ケーブルって、なんでこんなに柔らかいんだろう?」と考えたことすらありませんでしたが、市販ケーブルへ交換したことで初めて意味が分かりました。
普通のモニター用途ならUGREENでも問題なし
ここまで硬さについてかなり書きましたが、UGREENのケーブル自体が悪いという話ではありません。
普通のモニターや固定された機器へ接続するのであれば、今回問題になった硬さや重量はほとんど気にならないはずです。
実際、映像出力そのものは問題ありませんでした。
| 映像出力 | ○ 問題なし |
|---|---|
| 1.5mという長さ | ○~△ 用途次第 |
| 固定モニター用途 | ○ |
| ARグラス用途 | △ 硬さに注意 |
| XREALで長時間装着 | 自分の環境ではかなり気になる |
USB-Cケーブルを選ぶときは一般的に、映像出力対応、解像度、リフレッシュレート、データ転送速度、PD給電、長さなどを確認します。
しかしARグラスの場合、それだけでは足りませんでした。
- 映像出力に対応しているか
- 必要な長さがあるか
- ケーブル自体が軽いか
- 柔らかいか
- ケーブル径は太すぎないか
- コネクタ部分が重すぎないか
- 曲げ癖が強く残らないか
- 身体を動かしたときグラスを引っ張らないか
XREALのような装着型デバイスでは、スペック表に出にくい「取り回し」まで確認した方が良さそうです。
MacBook+XREALで寝ながら映画を見る環境も試した
今回の最終目的だった、
MacBook → 長いUSB-Cケーブル → ベッド → XREAL Air 2 Pro
という環境も実際に試しました。
1.5mでも一応ベッドまで届き、映像を見ながら使うことはできます。
ただし、ケーブル以外にもいくつか面倒な部分がありました。
MacBookを閉じるとスリープと認証が面倒
MacBookの画面を一度閉じるとスリープに入り、復帰後にパスワード入力を要求されました。
キーボードを切り替えて入力しようとしている途中でXREAL側がブラックアウトしてしまい、今回は完全に閉じた状態から安定して起動するところまでは確認できませんでした。
現状では、
- MacBookを少し開く
- Touch IDなどで認証する
- XREALへの映像出力を確認する
- MacBookをPC台付近へ置く
- ケーブルをPC台の裏側へ通す
- XREALだけベッド側へ持っていく
という流れが一番現実的でした。
USBハブとの映像出力にも少し癖があった
MacBookへUSB-Cハブなど複数の映像出力機器を接続している場合、接続順によって出力先に影響があるような挙動も確認しました。
今回の環境では、先につないでいたハブ側が優先されているように見え、XREALを使用する前にハブ側を一度外す必要がありました。
ただし、これは正式な仕様として確認したものではありません。
今回使用したMacBookとUSBハブの構成で確認した挙動として参考程度にしてください。
リモコンがあれば再生・停止はかなり楽
ベッドまでXREALを伸ばすとMacBook本体から離れるため、動画の操作も面倒になります。
手元のリモコンを組み合わせることで、再生・一時停止などの基本操作はかなり楽になりました。
一方、音量調整などはまだ気軽とは言いにくく、寝ながら映画を見る環境としては「一応実用可能だけど、あと一手足りない」という印象です。
まとめ|ARグラスではケーブルの柔らかさも性能

UGREEN 1.5m USB-CケーブルをXREAL Air 2 Proで試した結果をまとめると、
- 映像出力は問題なし
- 1.5mでもベッドまで延長できた
- スペック面では問題なし
- 純正ケーブルより今回使用した状態では重い
- 純正よりかなり硬く感じる
- 硬さによってグラス本体が動くのが気になる
- 固定モニター用途なら特に問題なし
という結果になりました。
購入前は「4K@60Hz対応で映像が出るなら、長いUSB-Cケーブルを買えばいい」と考えていました。
しかし実際に使ってみると、ARグラスではスペック以上に「顔に装着したグラスをケーブルが引っ張らないこと」が重要でした。
「XREALで映像が出るUSB-Cケーブル」と「XREALで快適に使えるUSB-Cケーブル」は別物です。
XREAL Air 2 Proなどで市販USB-Cケーブルを使う場合は、映像出力規格や長さだけでなく、重量や柔軟性まで確認しておくことをおすすめします。
今回市販ケーブルへ交換してみて、XREAL純正ケーブルの柔らかさにもちゃんと意味があったのだと実感しました。
今回検証したUGREEN 1.5m USB-Cケーブル
映像出力は問題ありませんでした。XREAL用途では硬さに注意しつつ、固定機器用など用途に合うか確認してみてください。
周辺機器・接続補助の記事