この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。
SanDiskのIxpand Wireless Charger 256GBを分解したら、中にmicroSDカードが入っているのか。
Xで「分解すると256GBのmicroSDカードが入っている」という投稿を見かけてから、ずっと気になっていました。
そこで、メルカリで約3000円の中古品を購入。
起動確認、PINロック解除、初期化、Wi-Fi接続、容量確認、Qi充電の確認まで済ませたうえで、今回はいよいよ分解して中身を確認していきます。
結論から言うと、中には本当にSanDisk Ultra 256GBのmicroSDカードが入っていました。
しかも、microSDカードを抜いたあとに組み直しても、ワイヤレス充電器としては動作しました。
ただし、分解はかなり面倒です。
外装の爪がかなり固く、表面シリコンを雑に扱うと千切れたり歪んだりします。
この記事では、SanDisk Ixpand Wireless Charger 256GBを実際に分解して、microSDカードを取り出し、再組み立て後にQi充電できるかまで確認した流れをまとめます。
この記事は分解編です
中古で購入したIxpand Wireless Charger 256GBの起動確認、PINロック解除、初期化、Wi-Fi接続、容量確認、Qi充電確認は別記事でまとめています。
目次
SanDisk Ixpand Wireless Chargerを分解した結論

まず結論から書くと、今回分解したSanDisk Ixpand Wireless Charger 256GBの中には、実際にSanDisk Ultra 256GBのmicroSDカードが入っていました。
「本当にmicroSDカードが入っているのか?」を確かめるために分解したので、この結果はかなり大当たりです。
しかも、取り出したカードはSanDisk Ultraの256GBモデル。
執筆時点で同等のSanDisk Ultra 256GB microSDカードを検索すると、7000円前後の商品も見つかりました。
今回のIxpand Wireless Charger本体は約3000円で購入しているので、microSDカードだけ見てもかなりお得に回収できた計算です。
ただし、分解はおすすめできるほど簡単ではありません。
- 裏面シートは両面テープで貼り付いている
- 裏面のネジは星型ネジ
- 本体外周の爪がかなり固い
- 表面シリコンを雑に扱うと千切れる
- microSDカードの中身はそのまま読めなかった
自分の場合、microSDカードを抜いたあとに再組み立てして、ワイヤレス充電器として使えることも確認できました。
とはいえ、見た目は少し犠牲になりました。
特に表面の白いシリコンは、焦って引っ張った結果、歪みや傷みが残っています。
そのため、この記事は「分解すれば得するからやろう」というより、実際に中身を確認した記録として読んでもらえればと思います。
分解前に確認した外観と構造
今回分解したのは、SanDiskのIxpand Wireless Chargerです。
容量は256GBモデル。
中古で購入したあと、先に起動確認や初期化、Wi-Fi接続、Qi充電の確認は済ませています。
見た目は普通のワイヤレス充電器
外観だけ見ると、普通のワイヤレス充電器です。
白い楕円形の本体で、表面にはスマホを置くための柔らかいシリコンっぽいパッドがあります。
側面には細長いインジケーターがあり、スマホを置いて充電するとピンクから紫っぽく光ります。
見た目だけなら、ただのQi充電器に見えます。
しかし、裏面を見ると「SanDisk Ixpand Wireless Charger」の表記があり、QRコードやApp Store / Google Playの案内もあります。
ただの充電器ではなく、スマホの写真や動画をバックアップする機能を持った製品だと分かります。

裏面の薄紫シートが怪しい
分解するにあたって、まず本体全体を舐め回すように観察しました。
しかし、外から見えるネジはありません。
表面も裏面も、シリコンっぽい素材で覆われています。
こうなると、どこかのシートの下にネジが隠れている可能性が高いです。
そこで最初に疑ったのが、裏面の薄紫シートです。
SanDiskロゴや各種認証マークが印刷されている部分ですが、触った感じはシリコンやゴム系のシートに近いです。
ここが両面テープで貼り付けられているなら、その下にネジが隠れているはず。
そう考えて、まずは裏面から攻めることにしました。
裏面シリコンを剥がしてネジを探す
裏面の薄紫シートは、そのまま剥がそうとすると少し不安があります。
無理に剥がすと破れそうだったので、まずは温めて粘着を弱めることにしました。
PCの排熱で温めながら剥がした
手近にあった熱源が、パソコンの排熱でした。
普通に使っているだけでは熱量が足りなかったので、Apexを3〜4試合ほどプレイしながら気長に温めます。
何をやっているんだ感はありますが、今回はこれが意外と効きました。
しばらくして「そういえば温めてたんだった」と思い出し、裏面シートを少しずつ剥がしていきます。
すると、案外簡単に外れました。
裏面シートの下には、格子状の粘着跡が残っています。
やはり、両面テープのようなもので貼り付けられていたようです。
そして予想通り、シートの下からネジ穴が出てきました。

裏面のネジは星型ネジだった
裏面シートの下には、3本のネジがありました。
ただし、ここで注意点があります。
このネジは普通のプラスネジではなく、星型ネジでした。
たぶんトルクス系です。
自分はたまたまマルチビットの精密ドライバーセットを持っていたので外せましたが、普通のプラスドライバーだけだとここで詰みます。
分解するなら、星型ネジに対応した精密ビットセットは用意しておいた方がいいです。

分解に使った道具
- 星型ネジに対応した精密ビットセット
- ピック
- ヘラ
- 爪剥がしスティックのようなもの
- ハサミ
- カッター
- 両面テープ
ネジを外しても開かない|本体の爪がかなり固い
裏面のネジを3本外せば、そのまま簡単に開くと思っていました。
しかし、実際はそんなに甘くありません。
写真だけ見るとパカッと開いたように見えますが、ここまでで普通に20〜30分くらいかかっています。
表面シリコン側にも隠しネジがあると思った
ネジを外しても本体が全然開きません。
あまりにも開かないので、最初は表面の白いシリコンの下にも隠しネジがあるのではないかと思いました。
そこで、表面の白いシリコンの上から、爪で上下左右を探っていきます。
穴っぽい感触がないか、ネジ穴が隠れていないか、かなり探りました。
しかし、それらしい場所は見つかりません。
つまり、残る可能性は本体外周の爪です。
この時点で「もう爪で止まっているんだな」と判断しました。
ピック・ヘラ・ハサミでこじ開けた
ここからが本番でした。
爪剥がしスティックのようなものを、無理やり隙間に差し込んでこじります。
少し隙間ができたら、そこにピックを差し込みます。
さらにヘラっぽいものを差し込んで、少しずつ隙間を広げていきました。
ただ、プラスチックのヘラだと曲がってしまい、力が逃げます。
そこで最終的に、ハサミを隙間に差し込み、テコの原理で爪を外していきました。
かなり力技です。
開けてみて分かりましたが、この本体は外周にかなりの数の爪があります。
分解で一番厄介だったのはネジではなく、この爪でした。

表面シリコンは無理に全部剥がさない方がいい
今回、自分は早く分解したくて焦った結果、表面の白いシリコンをかなり引っ張ってしまいました。そのせいでシリコンが千切れたり、表面に歪みが残ったりしています。
地道に隙間を作って、ヘラやピックを少しずつ差し込んでいけば、表面をもう少し綺麗に保てた可能性があります。
内部を開けるとワイヤレス充電コイルが見えた
なんとか本体を開けると、まず見えたのはワイヤレス充電用のコイルでした。
銅線が円形に巻かれた、いかにもQi充電器らしいパーツです。
ただし、この時点ではまだmicroSDカードは見えません。
中身の本命は、さらに奥にありそうです。

コイル側に追加で4本のネジがあった
コイルが付いている側を確認すると、追加で4本のネジがありました。
これを外さないと、基板側にはアクセスできません。
また、コイル側には黒いスポンジのようなもの、または衝撃吸収パッドのようなものが軽く貼り付いていました。
それを剥がしつつ、コイル側のユニットを持ち上げます。
コイル側を持ち上げると基板が出てきた
コイル側を持ち上げると、ついに基板が出てきました。
ここでようやく、ただのQi充電器ではなく、バックアップ機能付きの機器らしい中身が見えてきます。
内部には大きめのメイン基板と、細長い基板があり、複数色の配線で接続されていました。
この時点で、どこかに保存領域があるはずです。
問題は、それがmicroSDカードなのか、基板上に直接実装されたチップなのか。
ここからさらに基板を観察していきます。


基板を外すとmicroSDカードスロットらしき部品を発見
基板が見えたところで、次に気になるのはメモリの位置です。
隙間から基板の裏側を覗いてみると、スロットっぽくも見える部品がありました。
ただ、見方によってはただのチップにも見えます。
この時点で一瞬、「もしかしてmicroSDカードではなくチップ形式なのか?」とも思いました。
もしチップ形式なら、Xで見た情報はガセだった可能性もあります。
とはいえ、ここまで来たら最後までバラすだけです。
どうせ分解するなら、ネジがある方から順番に外して確認することにしました。
64G / 128G / 256Gの容量表記があった
基板を固定しているネジを外し、爪から軽く外して基板を分離しました。
すると、基板上に64G / 128G / 256Gの容量表記がありました。
しかも、256G側に印が付いています。
今回の個体は256GBモデルなので、この表示と一致します。
この時点でかなり期待が高まりました。
さらに、金属製のカードスロットのような部品も見えます。
その上にはシールのようなものが貼られていました。

シールをめくるとmicroSDカードが見えた
金属製のスロットっぽい部品の上に貼られたシールをめくります。
すると、赤いカードの一部が見えました。
この瞬間、疑惑は確信に変わります。
microSDカードがありました。
ここまで分解してきた目的は、「本当にmicroSDカードが入っているのか」を確かめることです。
そのため、この瞬間が今回一番テンションの上がった場面でした。

中からSanDisk Ultra 256GB microSDカードが出てきた
スロットからカードを取り出してみると、中に入っていたのはSanDisk Ultra 256GB microSDカードでした。
カード表面には、SanDisk Ultra、256GB、microSDXC、A1、UHS-I、Class 10系の表記が見えます。
基板上の256G表記に印が付いていたので、容量としても一致しています。
つまり、SanDisk Ixpand Wireless Charger 256GBの保存領域は、少なくとも今回の個体ではmicroSDカードでした。
本当に入っていました。
噂は本当でした。

執筆時点で同等のSanDisk Ultra 256GB microSDカードを検索すると、7000円前後の商品も見つかりました。
今回のIxpand Wireless Charger本体は約3000円で購入しているので、microSDカードだけ見ればかなりお得です。
もちろん、中古品を分解しているので、カードの状態や寿命までは分かりません。
また、すべての個体に同じカードが入っているとも断言できません。
ただ、今回の個体では、実際にSanDisk Ultra 256GBのmicroSDカードを取り出せました。
取り出したmicroSDカードの中身は読めなかった
microSDカードを取り出したら、次に気になるのは中身です。
バックアップ用のデータ領域なのか、専用フォーマットなのか、普通のストレージとして使えるのか。
せっかく取り出したので、MacBookとWindowsで確認してみました。
MacBookでは初期化するか無視するかの表示になった
まず、取り出したmicroSDカードをMacBookに挿してみました。
しかし、中身は開けませんでした。
表示されたのは、初期化するか、無視するかの選択肢です。
ここで初期化してしまうと、元の状態が分からなくなります。
そのため、初期化はせずに無視しました。
中身を見ずに初期化したら、あとで絶対に後悔しそうだったからです。
WindowsではRAW 238.30GBとして認識された
次にWindowsでも確認しました。
最初は手元にmicroSDカードリーダーがないと思っていたのですが、昔使っていたR4の箱を探したところ、USB 2.0のmicroSDカードリーダーが出てきました。
ついでに、15年ものの有線イヤホンの空箱も3つ出てきました。
本体はとっくに壊れて捨てているのに、保証用に取っておいた箱だけ残る。
こういうの、たぶんあるあるです。
話を戻します。
そのカードリーダーでWindowsに接続し、ディスクの管理を確認したところ、カードはRAW 238.30GBとして表示されました。
256GBのmicroSDカードはWindows上では238GB前後に見えるので、容量としては自然です。
つまり、カード自体は物理的に認識されていそうです。
ただし、Windowsから普通のファイルとして中身を開くことはできませんでした。
Linux環境や専用ツールを使えばさらに調べられる可能性はあります。
しかし、OSを用意してまで深掘りするのは面倒になってきたので、今回はここで検証終了にしました。
microSDカードの中身確認結果
- MacBookでは初期化または無視の表示になった
- WindowsではRAW 238.30GBとして認識された
- 通常のファイルとして中身は開けなかった
- 初期化はしていない
- 内容確認は保留にした
microSDカードを抜いたあともワイヤレス充電は使えた
microSDカードを取り出したあと、Ixpand Wireless Charger本体を再組み立てしました。
ここで気になるのは、microSDカードを抜いた状態でもワイヤレス充電器として使えるのかです。
結果としては、microSDカードを抜いたあとでもQi充電は動作しました。
スマホを乗せると、側面インジケーターがピンクから紫っぽく光り、充電されることを確認できました。

再組み立て自体は難しくない
分解時はかなり苦戦しましたが、再組み立て自体はそこまで難しくありません。
一度外装の爪さえ外せれば、中の構造は比較的シンプルです。
基板やコイルを元の位置に戻し、ネジを締め直していけば組み立てられます。
厄介なのは、あくまで開ける時の爪です。
爪さえ外せれば、あとはネジ数箇所を戻すだけです。
表面シリコンは歪みやすい
ただし、見た目まで綺麗に戻すのは難しかったです。
特に表面の白いシリコンは、分解時に引っ張った影響で千切れたり歪んだりしました。



自分はボロボロになった粘着やシールの残骸を可能な限り削り取り、両面テープで貼り直しました。



裏面のグレーラベルは比較的きれいに戻りました。
しかし、表面はやっぱり歪みが残ります。
実用上は使えますが、新品同様の見た目には戻りません。


丁寧に作業すれば、表面をもっと綺麗に保てた可能性はあります。
自分の場合は、早く中身を見たい気持ちが勝って、シリコンを全剥がし気味にしてしまったのが原因です。
もしワイヤレス充電器として綺麗に再利用したいなら、表面シリコンを強く引っ張らず、隙間へヘラやピックを少しずつ差し込んで、外周の爪を地道に外した方がいいと思います。
まとめ|Ixpand Wireless Chargerの中には本当に256GB microSDカードが入っていた

今回は、SanDisk Ixpand Wireless Charger 256GBを分解して、中にmicroSDカードが入っているのか確認しました。
結果は、本当にSanDisk Ultra 256GB microSDカードが入っていました。
さらに、microSDカードを抜いたあとに再組み立てしても、ワイヤレス充電器としては動作しました。
今回の検証結果をまとめると、次の通りです。
- 裏面シートの下にネジが隠れていた
- 裏面のネジは星型ネジだった
- 本体外周の爪がかなり固かった
- 内部にはワイヤレス充電コイルと基板があった
- 基板上に64G / 128G / 256Gの容量表記があった
- 256G側に印が付いていた
- シールの下にmicroSDカードスロットがあった
- 中からSanDisk Ultra 256GB microSDカードが出てきた
- MacBookでは中身を開けなかった
- WindowsではRAW 238.30GBとして認識された
- microSDカードを抜いたあともQi充電はできた
- ただし表面シリコンは歪みやすい
約3000円で購入した中古のIxpand Wireless Chargerから、SanDisk Ultra 256GB microSDカードを回収できたので、結果だけ見ればかなり当たりでした。
ただし、誰にでもおすすめできる分解ではありません。
星型ネジに対応した工具が必要で、本体外周の爪もかなり固いです。
表面シリコンを綺麗に残したいなら、かなり慎重に作業する必要があります。
また、取り出したmicroSDカードは、MacBookやWindowsで普通に中身を開くことはできませんでした。
初期化すれば通常のmicroSDカードとして使える可能性はありますが、今回は元の状態を残したかったので初期化はしていません。
分解して分かったのは、SanDisk Ixpand Wireless Charger 256GBの中には、本当にmicroSDカードが入っていたということ。
そして、microSDカードを抜いたあとでも、少なくとも自分の個体ではワイヤレス充電器として再利用できたということです。
中身を見たいだけで買った中古ガジェットでしたが、結果としてはかなり面白い検証になりました。
Ixpand Wireless Chargerの起動確認編はこちら
分解前に、中古で購入したIxpand Wireless Charger 256GBが正常に使えるのか、PINロック解除、RESET初期化、Wi-Fi接続、容量確認、Qi充電まで確認しています。
コメント
Comments are closed.