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裸眼で使ってみて厳しいと感じたあと、次に試したのが既存のメガネとの併用でした。見え方の問題なら、普段使っているメガネを掛ければ何とかなるだろうと思ったからです。
実際、見え方そのものは裸眼よりかなり改善しました。文字やUIも前より見やすくなり、試す前の時点では「これで解決できるかもしれない」と期待していました。
ただ、実際にメガネの上からXREAL Air 2 Proを掛けた瞬間に感じたのは、見え方より先に「これはダメかもしれない」という装着感の悪さでした。
ノーズパッドまわりの干渉、フレーム同士の当たり、ズレやすさが強く、見えるようになっても快適に使える感じではありませんでした。
この記事では、XREAL Air 2 Proを既存メガネと組み合わせて使ったときに、どこまで見え方が改善したのか、そしてなぜそれでも快適運用にはならなかったのかを実体験ベースでまとめます。
先に結論を言うと、既存のメガネを掛ければ文字は読めるようになります。ですが、実際に詰まったのは見え方ではなく、干渉・ズレ・掛け心地の悪さでした。
先に結論|メガネを掛ければ見えやすくはなるが、快適運用はかなり厳しい
目次
XREAL Air 2 Proはメガネを掛ければ裸眼より見やすくなる
まず結論から言うと、XREAL Air 2 Proは既存のメガネを掛ければ、裸眼よりかなり見やすくなりました。
裸眼のときは、映像自体は見えていても文字や細かい表示がかなり甘く、操作や作業用途になると厳しさが前に出ていました。
それに対して、メガネを掛けた状態では少なくとも文字はちゃんと読めるようになります。動画用途はもちろん、UIの文字確認も裸眼よりかなりやりやすくなりました。
そのため、試す前の時点では「これで何とかなるかもしれない」と思いやすいです。実際、自分も最初はそう期待していました。
最初に感じたのは「見える」より「掛け心地の厳しさ」だった
ただ、最初にきついと感じたのは、見え方ではなく掛け心地でした。メガネを掛ければ見えるようにはなるものの、ノーズパッドまわりの干渉が気になり、快適に使える感じではありませんでした。
一番気になったのは鼻まわりの収まりの悪さです。うまく乗っているというより、どこか無理やり重ねている感覚があり、違和感が残りました。
普段使いのメガネをそのまま重ねる運用は、レンズの度数よりも先に、物理的な相性の問題が大きいと感じました。今回きつかったのは、メガネ側とARグラス側のノーズパッドだけでなく、フレーム同士も干渉してしまい、自然に収まる位置がほとんどなかったことです。
感覚としては、きれいに重なるというより、フレームを無理やり押し込んでいる状態に近かったです。そのせいでフィット感がかなり悪く、メガネ側のフレームが押し返してきて、ARグラスがズレやすくなる原因にもなっていました。
つまり、視力の問題が改善しても、そのまま快適さまでついてくるわけではありませんでした。ここで早くも、見えることと快適に使えることは別だとわかってきます。
今回試したメガネのサイズと条件
今回XREAL Air 2 Proと重ねて試したのは、普段使いしている遠方用メガネです。
- レンズまわりの横幅:約13.5cm
- 柄の部分を含めた一番広い横幅:約14.5cm
今回の組み合わせでは、このサイズ感のせいもあって、XREAL Air 2 Proとかなり強く干渉しました。特に問題だったのは、ノーズパッドだけでなくメガネのフレーム自体がARグラス側と当たりやすく、自然に重ならなかったことです。
感覚としては、きれいに装着できるというより、フレームを無理やり押し込みながら重ねている状態に近かったです。そのためフィット感がかなり悪く、フレームの戻る力に押されてARグラスがズレやすくなっていました。
逆に、これより一回り小さいフレームなら、フレーム同士の干渉はもう少し減って、ノーズパッドの収まりが少し悪い程度で済んだ可能性はあります。ただ、少なくとも今回のサイズでは、既存メガネとの併用はかなり厳しい寄りでした。
見え方は改善しても快適性までは解決しなかった
見え方そのものはかなり改善しました。動画用途はもちろん、文字も裸眼よりは明らかに見やすくなります。ただし、快適性まではまったく別問題でした。
ここが、この眼鏡運用で一番大事なポイントだと思います。
裸眼より改善したことで、試す前は「これで解決かも」と期待しやすいです。ですが、実際には見え方が改善したあとに、干渉・ズレ・姿勢の問題が前に出てきます。
そのため、評価としては「見やすくなる」は間違いないものの、「そのまま快適運用できる」とまでは言いにくい状態でした。
動画視聴はかなり現実的だった
動画視聴については、既存メガネ運用でもかなり現実的でした。
もともと動画用途は裸眼でも比較的成立しやすかったのですが、メガネを掛けることでさらに見やすさが上がり、映像の内容を追う分にはかなり使いやすくなります。
少なくとも、「見えにくくて動画どころではない」という感じではありません。映像を見るだけなら、既存メガネ運用でも十分候補には入ると思います。
ただし、ここでも問題になるのは見え方だけではありません。動画視聴自体は成立しても、掛け心地や位置の不安定さが残るので、長時間になると別のしんどさが出やすくなります。
文字は読めるようになっても、掛け心地がそれ以上にダメだった
メガネを掛ければ、文字はちゃんと読めるようになります。裸眼のときのように「文字が甘くて厳しい」という状態からはかなり改善しました。
ただ、そこで問題が解決したわけではありませんでした。実際にきつかったのは見え方ではなく、圧倒的に掛け心地です。文字は読めるし映像も見えるのに、ノーズパッドまわりやフレームの干渉が強く、掛けた瞬間から落ち着きませんでした。
特に遠方用メガネだと、中央付近は見えても、端側や下の方になると見づらさが出やすく、視線の置き方にも気を使います。見えないわけではないのに、自然に使えない感じがずっと残るのがしんどかったです。
そのため、メガネ運用は「見えるようにする」という意味では機能していても、快適に使える状態までは全然届いていませんでした。
PC作業は見え方より、ズレ続けることがきつかった
PC用途で本当にきつかったのは、文字が読めないことではなく、少し体を動かしただけでARグラスがズレることでした。
この位置なら見やすいなと思っても、そこから少し姿勢を変えたり、無意識に動いた瞬間にARグラスが落ちて、映像の半分が見えなくなることがあります。作業中はこういう小さな動きが何度も入るので、そのたびに位置を直さなければいけませんでした。
文字自体はメガネのおかげで読めます。だからこそ余計に、ズレだけが強烈にストレスになります。見えないのではなく、見える位置を維持できないのが問題でした。
最終的には、調整し続けるのが面倒すぎて、上を向いて動画を見る方向に逃げることもありました。ただ、それを続けると今度は首が疲れます。挙句の果てにはARグラス自体をやめて、普通にモニターで見た方が楽だと感じました。
そのため、PC作業用途としてはかなり厳しいです。見えるかどうかではなく、ズレずに使い続けられるかの時点で苦しかったです。
ここまでの結論を先に整理すると
既存メガネを使えば、文字は読めるようになります。ただし、実際に詰まるのは見え方ではなく、干渉・ズレ・掛け心地の悪さです。快適性まで求めるなら、メガネ併用だけで完結させるのはかなり厳しいと感じました。
視力まわりの悩みは、裸眼 → メガネ → インサートの順で読むと流れがわかりやすいです。
快適性を下げた原因は干渉・ズレ・角度調整だった
見え方が改善しても快適性が伸びきらなかったのは、主に干渉・ズレ・角度調整の問題があったからです。
視力面だけ見れば前進しているのに、装着感や安定性がその足を引っ張る形になっていました。ここが、既存メガネ運用の一番惜しいところです。
ノーズパッドまわりが自然に収まりにくい
ノーズパッド干渉で気になったのは、鼻まわりが自然に収まらないことでした。うまく乗っているというより、どこか無理やり重ねている感覚があり、違和感が残りました。
ARグラス単体で掛けるときとは違って、既存メガネと重ねることで鼻まわりの収まり方がかなりシビアになります。
普段のメガネが単体で問題なく使えていても、XREAL Air 2 Proと重ねた瞬間に事情はかなり変わります。今回気になったのはノーズパッドだけでなく、メガネのフレーム自体がARグラス側と干渉してしまい、自然な位置に収まりにくかったことです。
あと一回りメガネが小さければ、フレーム同士の干渉はもう少し減って、ノーズパッドの収まりが少し悪い程度で済んだかもしれません。ただ、実際にはフレームを押し込みながら無理やり重ねている感覚が強く、その押し返しでARグラスがズレやすくなっていました。
ちょうどいい位置がシビアでズレを感じやすい
実際には、気になるのは感覚的なズレではなく物理的なズレでした。メガネが掛けやすい位置に来ると、今度はARグラスのモニター部分が視界に半分も収まらなくなります。
逆に、ARグラス側を鼻にしっかり当てるようにすると前に出すぎて、今度は映像そのものが見づらくなりました。つまり、メガネ側に合わせてもダメ、ARグラス側に合わせてもダメで、両方が自然に収まる位置がかなり取りづらかったです。
最終的には、上を見てノーズパッドに頼らず、メガネのレンズと重力で何とか視点を合わせるような使い方になりやすかったのですが、かなり力業でした。しかも、新しいレンズに傷がつきそうで怖く、安心して続けられる運用とは言えませんでした。
感覚的なズレを検証する以前に、物理的なズレが強すぎました。少なくとも今回の組み合わせでは、15分どころか5分も安定して使えず、ちょっとした動きですぐ位置が崩れてしまいました。
毎回微調整したくなるのが地味に面倒だった
角度調整は一度合わせて終わりではなく、使うたびに微調整したくなる感覚がありました。見えるようにはなっても、その位置合わせが面倒でした。
見え方が改善しているぶん、逆に「もう少し上なら見やすい」「もう少し下の方が楽かも」とベスト位置を探したくなります。
この調整自体は一回ごとの負担で見れば小さいのですが、毎回積み重なるとかなり地味に効きます。結果として、見えるようになったのに快適ではないという評価につながりました。
姿勢まで含めると長時間運用はかなり厳しい
正面を向いているだけならまだ使えますが、見やすい位置を探しているうちに上目気味の姿勢になりやすく、首や目が疲れやすいと感じました。
これは単純な視力問題ではなく、見やすい位置に自分の体を合わせにいく感じが出やすいことが原因です。
自然体で楽に見るというより、「この角度なら見やすい」を探して姿勢を合わせる場面が増えるので、時間が伸びるほどしんどさが出てきます。
短時間なら一応使えますが、時間が伸びるほど掛け心地や姿勢のしんどさが気になってきました。長時間の常用には向きにくい印象です。
感覚としては、少し試す、短い動画を見るくらいならまだ許容しやすいです。ただ、少なくとも今回の組み合わせでは、15分どころか5分も安定して使えず、位置ズレのせいで快適さはすぐ崩れました。
用途別に見ると「使えること」と「向いていること」は違う
既存メガネ運用は、用途によって評価がかなり変わります。
| 用途 | 評価 |
|---|---|
| 動画視聴 | 使える |
| スマホ操作 | 未検証 |
| PC作業 | 厳しい |
| ゲーム | 未検証 |
| 寝ながら使用 | 一応使えるが快適とは限らない |
この中でも特に相性が良いのは、やはり動画視聴のような受け身寄りの用途です。逆に、細かい確認や入力が必要になるほど、既存メガネ運用の弱さが出やすくなります。
つまり、使える場面はあります。ただし、それがそのまま「向いている」とは言えません。ここを分けて考えた方が判断を間違えにくいです。
既存メガネ運用は応急処置としてはありだが完結しにくい
既存メガネ運用は、見え方を改善する応急処置としてはありでした。ただし、本格的に快適運用するには厳しく、最終的にはこのままでは厳しいと判断し、インサートレンズの作成を決意しました。
実際、裸眼のままだと厳しいと感じた部分は、既存メガネを使うことでかなり改善します。そのため、とりあえず見え方を改善したいという意味では十分価値があります。
ただし、その先に残るのが装着感の問題です。干渉、ズレ、角度調整、姿勢のしんどさが消えない以上、常用前提ではどうしても限界があります。
だから評価としては、既存メガネ運用は「つなぎ」としては有効でも、「これで完結」とまでは言いにくいです。快適さまで求めるなら、別の解決策を考えたくなります。
インサートレンズ作成に進んだ経緯はこちら
既存メガネとの併用では、見え方は改善しても快適性までは解決しませんでした。その結果、インサートレンズの作成を決意した流れを別記事でまとめています。
まとめ|見えるようにはなるが、快適運用は難しい
XREAL Air 2 Proは、既存のメガネを使えば裸眼よりかなり見やすくなります。見え方の改善だけで言えば、試す価値は十分あります。
ただし、実際にやってみると問題になるのは見え方だけではありませんでした。ノーズパッドやフレームの干渉で自然に収まりにくく、少し動くだけでもズレやすく、使うたびに位置合わせが必要になります。
その結果、短時間の応急処置としてはありでも、常用前提ではかなり厳しいと感じました。特に作業用途まで考えると、見えることより先に、装着感と安定性の弱さが効いてきます。
結論としては、見えるようにはなるが、快適運用は難しいです。メガネ併用はつなぎとしては有効でも、これだけで完結させるのは難しく、最終的にはインサートを考えたくなる流れでした。
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